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PTAにおけるキャッシュカードの作成について



小P連の連絡ツール『LINE WORKS』内の「単Pお悩み相談室」というトークルームにて、キャッシュカードの作成について下記のような質問が投稿されました。


みなさんのPTAで銀行や信金、郵便局などの金融機関に口座をお持ちかと思いますが、

①キャシュカードは作成、利用されていますでしょうか?

②カード利用にあたって特別なルールなどはありますか?

この質問についてさまざまな学校からの回答があり、また、これをきっかけに小P連から金融機関へ問い合わせを行い、一定の基準となる回答を得ることができました。この一連のやりとりは共有する価値があるものとして、記事としてまとめています。


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各校の状況

​学校

カード有無

口座

​補足

​P連会計

​有り

ゆうちょ銀行

​通帳と暗証番号で引出し可

元八王子東小

​無し

​会費の入金などは窓口、記帳はATM

清水小

​有り

多摩信用金庫

印鑑と通帳を持ち出す方がリスク

第二小

​無し

多摩信用金庫

窓口での出金は時間が掛かり負担

キャッシュカードがあれば22時まで可能

キャッシュカードは紛失・盗難リスクが増える

城山小

​有り

ゆうちょ銀行

​キャッシュカードがなく不便だった為、ゆうちょ銀行に変更

由井第三小

​無し

多摩信用金庫

​キャッシュカード作成出来ず

ひよどり山中

有り

多摩信用金庫

キャッシュカード作成済み

片倉台小

​有り

多摩信用金庫

ゆうちょ銀行

​通帳と暗証番号で引出し可

恩方第二小

​無し

ゆうちょ銀行

​放課後子ども教室はカードが作れず、多摩信用金庫からゆうちょ銀行に変更

上川口小

​無し

JA

必要な数日前に会計に引出し依頼

川口小

​無し

JA

必要な数日前に会計に引出し依頼

現状、上記のような各校の状況で、キャッシュカードを持っていない学校も多いようです。

着目すべき点として、同じ金融機関でもキャシュカードが作成することができたり、できなかったり、作成可否に違いがあるという事例が発生していることから、ゆうちょ銀行と多摩信用金庫の総合窓口へ以下の点について問い合わせを実施しました。

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  • 口座名義個人名の要否

  • キャッシュカード作成可否

  • オンラインバンキング可否

  • 硬貨の引き出し可否

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金融機関の回答

​金融機関

​口座名義個人名

キャッシュカード作成

オンラインバンキング

硬貨の引き出し

​ゆうちょ銀行

審査が完了後、口座開設から6週間後に発行

(手数料110円)

多摩信用金庫

「権利能力なき社団」の要件を満たす場合は受付可能(既に口座がある場合、「権利能力なき社団」として登録されている場合はキャッシュカード発行受付は可能

※「任意団体」は受付不可

不可

「多摩信用金庫のATM」で「多摩信用金庫のキャッシュカード」を利用した場合、1000円未満の硬貨引き出しは可能。

ただし、金種は指定できず、最小構成での引き出しとなる。

(例)99円を引き出す場合「5円が1枚、1円が4枚、50円が1枚、10円が4枚」の構成となる。

上記のように、ゆうちょ銀行も多摩信用金庫も「キャッシュカードは原則作成することが可能であることがわかりました。キャッシュカードの利用は会計の負荷低減につながり、セキュリティ上もメリットが見受けられます。キャッシュカードの作成を検討されている学校はぜひ参考にしてみてください。


※権利能力なき社団とは…

社団としての実体を備えているものの、法人格を有していないために、法形式上、権利義務の帰属主体となることができない団体をいいます。法人格はないものの、実社会の多くの場面で、法人と同一の取り扱いを受けます。詳細はコチラ

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